イベントの参加証や名札をどうやって参加者に届けるか。 主催者にとって悩ましいテーマのひとつです。 近年は、A4四つ折りサイズのPDFをメールで事前に送り、参加者自身に印刷・持参してもらう方法が広まっています。
この記事では、A4四つ折りPDFの自動送信を中心に、「QRコードだけ送る方法」「当日その場で名札を印刷する方法」も含めた 3つの参加証運用パターンのメリット・デメリットを比較します。 イベントの規模や目的に合わせた最適な方法を選ぶ参考にしてください。
参加証・名札の届け方は、大きく分けて3つのパターンがあります。 それぞれ異なる特徴を持っており、どのイベントにもベストな方法があるわけではありません。 まずは全体像を把握しましょう。
| 方法 | 概要 | 参加者の準備 | 主催者の準備 |
|---|---|---|---|
| A4四つ折りPDF送信 | 参加証PDFをメールで事前送付。参加者が印刷して持参 | PDFを印刷・折って名札ケースに入れる | テンプレートデザイン、PDF一括生成・送信 |
| QRコードのみ送信 | QRコード画像をメールで送付。当日スキャンで入場 | メールまたはスマホ画面を提示するだけ | QRコード自動生成・送信 |
| 当日オンデマンド印刷 | 受付でQRスキャン時にその場で名札を印刷 | QRコードを提示するだけ | テンプレートデザイン、プリンター設置 |
A4用紙を四つ折りにすると、ちょうど名札ケースに収まるサイズ(約A6)になります。 参加者ごとに名前・所属・QRコードなどを差し込んだPDFを自動生成し、メールで一括送信する方法です。
便利な方法ですが、万能ではありません。以下の点を事前に把握しておきましょう。
最大のハードルは、参加者自身がPDFを印刷して持参する必要がある点です。 自宅にプリンターがない参加者はコンビニ印刷を利用することになり、手間に感じる方もいます。 また、印刷を忘れてしまう参加者も一定数発生します。
印刷を忘れた参加者のために、受付でスマホのメール画面からQRコードを読み取る運用や、 予備の名札を当日印刷できる体制を整えておくと安心です。 リマインドメールで「参加証の印刷をお忘れなく」と案内することも効果的です。
参加者のプリンター環境はさまざまです。 カラー印刷が前提のデザインでもモノクロで印刷する方がいたり、 用紙サイズが合わず縮小されてしまうこともあります。 QRコードは多少の品質低下でも読み取れますが、デザインの見映えは保証できません。
PDFを送信した後に登録内容(名前や所属)が変更された場合、再生成・再送信が必要です。 送信後の変更が多いイベントでは、当日印刷のほうが柔軟に対応できます。
名札や参加証のPDFは送らず、QRコード画像だけをメールで送信する方法です。 参加者はスマートフォンの画面にQRコードを表示して受付でスキャンしてもらいます。
名札が不要なセミナーや勉強会、社内イベントなどでは、QRコードのみで十分な場合が多いです。
参加者が受付でQRコードをかざした瞬間に、その場で名札PDFを印刷する方法です。 詳しくはイベント名札の作り方完全ガイドもご覧ください。
学会や展示会など、名札の品質を統一したいイベント、直前の変更が多いイベントに適しています。展示会の受付効率化もあわせてご覧ください。
ここまで紹介した3つの方法を一覧で比較します。
| 比較項目 | A4四つ折りPDF送信 | QRコードのみ | 当日オンデマンド印刷 |
|---|---|---|---|
| 参加者の手間 | 印刷して持参 | スマホ表示のみ | なし(QR提示のみ) |
| 主催者の当日準備 | QRスキャン端末のみ | QRスキャン端末のみ | 端末+プリンター |
| 名札の有無 | あり(参加者が印刷) | なし | あり(主催者が印刷) |
| デザイン自由度 | 高い(A4両面活用可) | — | 高い |
| 印刷品質の統一 | 参加者のプリンターに依存 | — | 主催者側で管理可能 |
| 直前変更への対応 | 再生成・再送信が必要 | QR自体は変わらない | リアルタイムに反映 |
| 追加コスト | なし | なし | プリンター・用紙 |
| おすすめ規模 | 100〜1,000名 | 〜500名 | 100〜5,000名 |
参加証として機能する名札が必要です。 規模が大きく当日の変更が少ない場合はA4四つ折りPDF送信がおすすめです。 裏面に会場マップやプログラムを載せておけば、参加者が繰り返し参照できます。 当日の飛び入り参加や変更が多い場合は当日オンデマンド印刷を検討しましょう。
名札が必須でない場合はQRコードのみで十分です。 出欠記録が目的であれば、参加者にスマホ画面のQRコードを見せてもらうだけで入場を記録できます。QRコードでの出欠管理もご参照ください。
来場者バッジが必要で、かつ来場者の属性(バイヤー/プレス/一般)で色分けしたい場合は当日オンデマンド印刷が最適です。印刷品質を主催者側でコントロールでき、 カラールールで自動色分けが可能です。
気軽なイベントであればQRコードのみが手軽です。 名札が必要な場合でも、参加者数が少なければA4四つ折りPDF送信で参加者自身に印刷してもらうほうが 主催者の準備を最小化できます。
QR ENTRYでは、イベントの目的に合わせて3つの運用方法を自由に選択できます。
イベントホームで運用フローを選択すると、 必要な準備がチェックリストで表示されるため、初めてでも迷わず設定できます。
スマートフォンでメールを開いてQRコードを表示すれば受付は可能です。 名札が手元にない場合は、受付で当日印刷する運用を併用すると安心です。
はい。事前にPDFを送信しつつ、受付に当日印刷用のプリンターも用意する「ハイブリッド運用」が可能です。 印刷を忘れた方や当日追加の参加者にはその場で印刷して対応できます。
QR ENTRYではビジュアルエディタで自由にレイアウトをデザインできます。 名前・所属・QRコード・連番などの差し込み項目のほか、ロゴ画像や会場案内も配置可能です。 チケット種別による色分け(カラールール)にも対応しています。
はい。QR ENTRYではイベントの途中でも運用方法を変更できます。 最初はQRコードのみで運用し、途中から参加証PDFの送信に切り替えることも可能です。
はい。テンプレートのデザインを名刺サイズ相当のレイアウトにすることで対応できます。 A4用紙に複数面付けして印刷し、カットして名札ケースに入れる運用も可能です。
参加証・名札を参加者に届ける方法は、A4四つ折りPDFの事前送信、QRコードのみの送信、当日オンデマンド印刷の3つに分かれます。 それぞれにメリット・デメリットがあり、イベントの規模・目的・参加者層によって最適な方法は異なります。
A4四つ折りPDFは主催者の当日負担が少なく情報量も豊富ですが、参加者に印刷の手間がかかります。 QRコードのみは最も手軽ですが名札としては機能しません。 当日オンデマンド印刷は品質が安定し柔軟性が高いですが、プリンターの準備が必要です。
QR ENTRYはこの3つの方法すべてに対応しており、イベントに合わせて自由に選択・組み合わせが可能です。 まずは無料アカウントでお試しください。
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