イベント当日の受付は、参加者の第一印象を決める重要な場面です。 紙の名簿を指でなぞりながら名前を探す、手書きで出欠を記録する —— こうした従来の受付方法では、参加者の待ち時間が長くなり、スタッフの負担も大きくなります。
QRコード受付システムを導入すれば、参加者はスマートフォンに表示したQRコードをかざすだけ。 受付にかかる時間は数秒に短縮され、入退場データもリアルタイムに記録されます。
この記事では、QRコード受付に対応したイベント管理システムを機能・料金・特徴で比較し、 イベントの規模や目的に合ったシステムの選び方を解説します。
QRコード受付システムとは、事前に参加者ごとに発行したQRコードを当日の受付でスキャンすることで、 入退場を管理するシステムです。参加登録から当日受付、事後の分析までをデジタルで一元管理できます。
紙の名簿やExcel管理の受付と比べて、QRコード受付システムには以下のメリットがあります。
| 項目 | 従来の受付 | QRコード受付 |
|---|---|---|
| 受付時間 | 1人あたり30秒〜1分 | 1人あたり2〜3秒 |
| 受付スタッフ | 参加者100名あたり3〜5名 | 1〜2名で対応可能 |
| 入場状況の把握 | 受付終了後に手動集計 | リアルタイムでダッシュボード表示 |
| 人的ミス | 名前の読み間違い・記入漏れ | スキャンで自動記録、ミスなし |
| 名札・参加証 | 事前印刷(変更対応が困難) | 当日オンデマンド印刷も可能 |
| データ活用 | 手入力でデジタル化が必要 | CSVエクスポートですぐ分析可能 |
一般的なQRコード受付の流れは次のとおりです。
QRコード受付システムは多くのサービスがありますが、以下の5つのポイントで比較すると 自分のイベントに合ったシステムを選びやすくなります。
Webフォームで参加者自身に登録してもらうのか、主催者がCSVで一括登録するのかによって、 必要な機能が異なります。フォームのカスタマイズ性(フィールドの種類、多言語対応、同伴者の登録)も確認しましょう。
学会や展示会など、名札や参加証が必要なイベントでは、テンプレートのデザイン機能や 当日のオンデマンド印刷への対応が重要です。 QRコードをスキャンした瞬間に名札が自動印刷される機能があると、受付の手間が大幅に減ります。イベント名札の作り方もあわせてご覧ください。
有料イベントの場合、チケット販売と決済を同じシステムで行えるかどうかは大きなポイントです。 クレジットカード、銀行振込など対応している決済方法と、手数料の体系を確認しましょう。
QRコードの送付、リマインド通知、お礼メールなど、参加者への連絡手段がシステムに組み込まれていると 外部のメール配信ツールを別途契約する必要がなくなります。
イベント単位の課金なのか、月額制なのかで総コストが大きく変わります。 複数のイベントを定期的に開催する場合は月額制のほうが割安になることが多いです。 無料プランの有無や、参加者数の上限も確認しましょう。
ここからは、主要なQRコード対応イベント受付システムを機能ごとに比較します。
| システム名 | QR受付 | 名札印刷 | 決済 | メール配信 | 料金体系 |
|---|---|---|---|---|---|
| QR ENTRY | カメラ / バーコードリーダー / 連番入力 | A4参加証のオンデマンド印刷、カラールール対応 | クレジットカード・銀行振込(Stripe) | テンプレート・差し込み項目・一括送信 | 無料〜月額制(¥0〜¥88,000) |
| Peatix | 専用アプリでスキャン | — | クレジットカード・コンビニ払い | 参加者への一斉メッセージ | 有料チケット販売手数料 4.9%+¥99 |
| EventRegist | 専用アプリでスキャン | オプション対応 | クレジットカード | メール配信機能あり | 無料プランあり / チケット手数料制 |
| Doorkeeper | QRコード受付対応 | — | クレジットカード(Stripe) | 参加者一斉メール | 月額 ¥8,000〜(イベント規模別) |
| SHANON | QR受付・バーコード対応 | オプション対応 | 連携で対応 | マーケティングオートメーション連携 | 要問い合わせ(法人向け) |
| Q-PASS | QRコード受付対応 | オプション対応 | クレジットカード | メール配信機能あり | 要問い合わせ |
| CLOUD PASS | QRコード受付対応 | 入場パス発行 | クレジットカード・コンビニ | メール配信機能あり | 要問い合わせ |
QR ENTRYは、参加登録から当日の受付、参加証の発行までをワンストップで管理できるイベント受付プラットフォームです。 特に以下の点で他のシステムと差別化されています。
すべてのイベントに最適なシステムはありません。 規模や目的に応じて最適なシステムは異なります。
勉強会やセミナーなど少人数のイベントでは、無料プランがあるシステムで十分です。 Googleフォームで参加登録を受け付けている方も多いですが、QR受付や自動メール送信が必要になったら専用システムへの移行を検討しましょう。Googleフォームからの移行についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
QR ENTRYの無料プランは30名まで、Basicプラン(月額¥9,800)で100名まで対応できます。
カンファレンスや学会など、受付の効率化が重要になる規模です。 バーコードリーダーの併用、名札の当日印刷、複数の受付レーンへの対応など、 当日の運用を具体的にイメージして機能を選びましょう。
決済機能やメール配信の一括送信も必要になることが多く、 すべてを1つのシステムで完結できるかどうかが選定の分かれ目です。
展示会や大型カンファレンスでは、処理速度と安定性が最重要です。 USBバーコードリーダーでの高速スキャン、複数端末での同時受付、 チェックポイント(ブース別の来訪者記録)への対応を確認しましょう。展示会の受付効率化について詳しくはこちらをご覧ください。
QR ENTRYはすべてのプランの料金がWebサイト上で公開されており、Proプラン(月額¥55,000)で1,000名、Businessプラン(月額¥88,000)で10,000名まで対応できます。
QRコード受付システムの導入は、思っているよりも簡単です。 ここではQR ENTRYを例に、導入の流れを紹介します。
無料プランなら費用をかけずに機能を試すことができます。 まずは小規模なイベントで試して、運用に問題がなければ本格導入するのがおすすめです。
QR ENTRYの場合、アカウント登録から参加者のQRコード発行まで最短で数十分で完了します。 特別なソフトウェアのインストールや審査は不要で、Webブラウザだけで利用できます。
PC・タブレット・スマートフォンの内蔵カメラでQRコードを読み取れるため、 専用機器がなくても利用可能です。大規模イベントでは高速・確実な読み取りのためにUSBバーコードリーダーの併用を推奨しています。
はい。QRコードの読み取り結果をサーバーに記録するため、安定したインターネット接続が必要です。 会場のWi-Fi環境が不安定な場合は、モバイルルーターの持ち込みも検討してください。
QR ENTRYは30名までのイベントを無料で利用できます。 QR受付、CSVインポート、データエクスポート、参加証テンプレートなど基本機能が含まれます。 そのほか、EventRegistやPeatixも無料イベントであれば無料で利用可能です。
GoogleフォームのスプレッドシートからデータをCSVでエクスポートし、 QRコード受付システムにインポートすることで移行できます。 詳しくはGoogleフォームからの移行ガイドをご覧ください。
QRコード受付システムを導入することで、イベント受付の時間短縮、スタッフの負担軽減、 正確なデータ管理が実現します。
システムを選ぶ際は、QR受付の方法だけでなく、 名札・参加証の発行、決済機能、メール配信、料金体系の5つのポイントで比較することが大切です。 特に学会や展示会など名札が必要なイベントでは、オンデマンド印刷への対応が重要な判断基準になります。
QR ENTRYは、無料プランから始められるイベント受付プラットフォームです。 QRコード受付はもちろん、参加証のデザイン・印刷、決済、メール配信まで ひとつのシステムで完結します。 まずは無料アカウントで使用感をお試しください。
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