Googleフォームは、イベントの参加登録を受け付けるツールとして多くの主催者に利用されています。 無料で手軽に作成でき、回答はスプレッドシートに自動で集まるため、小規模なセミナーや勉強会であれば十分に機能します。
しかし、イベントの規模が大きくなったり、参加費の徴収やQRコードによる受付が必要になると、 Googleフォームだけでは対応しきれない場面が出てきます。 この記事では、Googleフォームでイベント参加登録を作る具体的な手順を紹介したうえで、 できること・できないことを整理し、専用システムへの移行が必要になるタイミングと手順を解説します。
まずは、Googleフォームでイベント参加登録フォームを作成する基本的な手順を確認しましょう。 Googleアカウントがあれば、すぐに始められます。
Google Formsにアクセスし、「空白のフォーム」を選択します。 タイトルにイベント名を入力し、説明欄にイベントの日時・場所・概要を記載します。
イベントの参加登録に必要な項目を追加します。一般的には以下のような質問を設定します。
「セクションを追加」機能を使えば、回答内容に応じた条件分岐も設定できます。 たとえば「懇親会に参加する」と回答した人だけにアレルギー情報を聞く、といった分岐が可能です。
フォームが完成したら「送信」ボタンからリンクを取得し、メールやSNSで告知します。 回答は「回答」タブからリアルタイムで確認でき、スプレッドシートのアイコンをクリックすると Googleスプレッドシートに自動連携されます。 参加者の一覧をスプレッドシートで管理すれば、当日の名簿として利用できます。
Googleフォームは汎用的なフォームツールであり、イベント管理の専用ツールではありません。 できることとできないことを正確に把握しておくことが重要です。
| 機能 | Googleフォーム | イベント専用システム |
|---|---|---|
| 参加者情報の収集 | 対応 | 対応 |
| 条件分岐 | 対応(セクション分岐) | 対応 |
| スプレッドシート連携 | 対応(自動連携) | 対応(CSV連携) |
| 回答の自動集計・グラフ | 対応 | 対応 |
| 参加費の決済 | 非対応 | 対応(クレジットカード・振込) |
| QRコードの自動発行 | 非対応 | 対応 |
| 当日のQR受付 | 非対応 | 対応 |
| 名札・参加証の印刷 | 非対応 | 対応 |
| リアルタイム入場管理 | 非対応 | 対応 |
| 参加者へのメール一斉送信 | 非対応(GAS開発が必要) | 対応 |
| 同伴者の管理 | 非対応 | 対応 |
このように、情報を「集める」段階ではGoogleフォームは十分に機能しますが、 集めた情報をもとに「運用する」段階 —— 決済、QRコード発行、当日受付、入場管理 —— になると、 Googleフォーム単体では対応できません。
「Googleフォーム 有料」というキーワードで検索する方には、2つの意図があります。 ひとつは「Googleフォーム自体に有料プランがあるのか」、もうひとつは「Googleフォームで有料イベントの集金ができるのか」です。
Googleフォームは個人のGoogleアカウントで無料で利用できます。 Google Workspace(旧G Suite)の有料プランに加入すると、ストレージ容量の拡大やチーム管理機能が追加されますが、 フォームの基本機能自体は無料版と変わりません。 つまり、イベントの参加登録フォームを作るだけであれば、費用は一切かかりません。
Googleフォームには決済機能が組み込まれていないため、フォーム上で参加費を徴収することはできません。 よく紹介される回避策としては以下があります。
いずれも「フォームと決済が分離している」ため、入金確認の手間がかかり、 未入金者へのフォローも手動になります。参加者が数十名を超えると、管理が煩雑になるのは避けられません。
イベント専用のシステムであれば、参加登録とクレジットカード決済を一体化できます。 たとえばQR ENTRYでは、Stripe連携による決済機能を使って、 フォーム上でそのまま参加費を徴収できます。入金状況も管理画面で自動的に反映されるため、手動確認は不要です。
以下のような状況に心当たりがあれば、Googleフォームから専用システムへの移行を検討するタイミングです。
参加者が増えるとスプレッドシートでの管理が煩雑になります。 名前の検索、出欠の確認、メールの個別送信など、手作業の負担が加速度的に増えていきます。 専用システムなら、参加者一覧のフィルタリング、ステータス管理、一括操作が標準で備わっています。
前述のとおり、Googleフォームで参加費を集めるには決済の仕組みを別途用意する必要があります。 フォームと決済が一体化した専用システムを使えば、申し込みと同時に支払いが完了し、 未入金の追跡も自動化されます。
紙の名簿で名前を探す受付は、参加者に長い待ち時間を強います。 QRコード受付なら1人あたり数秒で完了します。 Googleフォームには参加者ごとのQRコード発行機能がないため、 QR受付を実現するには専用システムが必要です。QR受付システムの比較も参考にしてください。
学会やカンファレンスでは名札が欠かせません。 Googleフォームの回答データから名札を作成するには、差し込み印刷の設定やデザインツールを別途用意する必要があります。 専用システムなら、テンプレートに参加者情報を差し込んでワンクリックで印刷できます。名札の作り方ガイドもあわせてご覧ください。
「今、何名が入場済みか」「まだ来ていない人は誰か」をリアルタイムに把握したい場合、 Googleフォームでは対応できません。 イベント管理システムのダッシュボードなら、スキャンと同時に入場データが更新され、 未入場者のリストもワンクリックで確認できます。
すでにGoogleフォームで参加者を集めている場合でも、専用システムへの移行は簡単です。 QR ENTRYを例に、3ステップで移行する方法を紹介します。
移行作業は30分もあれば完了します。 既存のGoogleフォームはそのまま残しておき、新規の参加登録だけQR ENTRYのWebフォームに切り替えることもできます。
はい。Googleフォームの回答はスプレッドシート経由でCSVにエクスポートでき、 QR ENTRYのCSVインポート機能で一括登録できます。 氏名・メールアドレス・所属などの列を画面上でマッピングするだけなので、特別な技術は不要です。
Googleフォーム自体には決済機能がないため、PayPalリンクの案内や銀行振込の手動管理が必要になります。 参加者が多い場合は入金確認の手間が大きくなるため、決済機能が組み込まれた専用システムの利用をおすすめします。
はい。QR ENTRYは30名までのイベントを無料で利用できます。 QR受付、CSVインポート、メール送信、参加証テンプレートなど基本機能がすべて含まれます。 まずは無料プランで試して、規模に応じて有料プランに移行できます。
可能です。たとえば、既存のGoogleフォームで受け付けた参加者をCSVでQR ENTRYにインポートし、 以降の新規登録はQR ENTRYのWebフォームで受け付ける、という運用ができます。 参加者データは一元管理されるため、当日の受付に支障はありません。
スプレッドシートのCSVエクスポートからQR ENTRYへのインポート、QRコード付きメールの送信まで、 30分程度で完了します。アカウント登録は無料で、審査も不要です。イベント申し込みフォームの作り方もあわせてご覧ください。
Googleフォームは、イベントの参加登録を手軽に始められる優れたツールです。 無料で使え、スプレッドシートとの連携も便利なため、小規模な勉強会やセミナーには十分に対応できます。
しかし、参加者が増えてきたとき、有料チケットを販売したいとき、 当日QRコードで受付をしたいとき —— Googleフォームではカバーしきれない領域が出てきます。 決済、QRコード発行、名札印刷、リアルタイムの入場管理は、イベント専用のシステムが得意とする分野です。
QR ENTRYは、参加登録フォームから決済、QR受付、名札印刷までを ひとつのシステムで完結できるイベント管理プラットフォームです。 Googleフォームからの移行もCSVインポートで簡単に行えます。 まずは無料アカウントで試してみてください。