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事業者コードとは、商品のJANコード(バーコード)に組み込まれる番号で、特定の事業者を識別するためのコードです。
商品を販売する際に、JANコードは商品の識別や在庫管理に欠かせない要素となります。
この事業者コードを取得することで、独自の商品識別番号を割り当てることが可能になります。
GS1は、商品やサービスの識別コードを国際的に標準化する非営利団体です。
GS1システムは世界的に使用されており、JANコードやEANコードの発行を行っています。
日本においては「一般財団法人流通システム開発センター」がGS1事業者コードの管理を担当しています。
GS1事業者コードを取得はインターネット上から申請可能で具体的には以下の手順を踏む必要があります。
GS1公式サイトからメールアドレスを登録します。
届いたメールに記載されているURLにアクセスし、必要事項を入力してください。
登録申請料をお支払いください
支払いには下記の決済手段が利用できます。
※コンビニ支払い・Pay-easy(ペイジー)支払いの場合は、振込手数料はGS1が負担します。
※銀行振込の場合は振込手数料は申請者の負担となります。
※登録申請料が10万円(消費税込)を超える場合は、銀行振込のみでの支払いになります。(コンビニ支払い・Pay-easy(ペイジー)支払いは利用できません。)
GS1側が入金を確認後、通常、3営業日以内にメールにてGS1事業者コードを通知されます。
メールのほか「GS1事業者コード登録通知書」を郵送されます。
前述の通り、GS1事業者コードの登録には費用がかかります。
登録申請を行うには初期申請料と登録管理費を足した合計金額を支払う必要がありますがこの金額は事業者全体の年間売上高によります。
登録申請を行うには初期申請料と登録管理費を足した合計金額を支払う必要があります。この金額は事業者全体の年間売上高によります。
以前は商工会議所・商工会でGS1事業者コード申請受付業務を行なっておりましたが、2020年3月末をもって、GS1事業者コード申請受付業務は終了しています。
現在、GS1事業者コードは、一般財団法人流通システム開発センター(GS1 Japan)が一括して管理しています。
前述の通りインターネット上で申請が可能です。
商品アイテム数が増えてコードが足りなくなったとき、事業者コードは追加登録することができます。
その前に商品アイテムコードが全て使用されているかを確認する必要があります。
10桁GS1事業者コードの場合、100アイテム、9桁GS1事業者コードの場合、1,000アイテム、7桁GS1事業者コードの場合、10万アイテムまで設定が可能です。
未使用の商品アイテムコードがあれば、そちらを使用する必要がありますが未使用の商品アイテムコード少なくなった時点で申請
① My GS1 Japanにログインしてください。My GS1 Japanの「ログインID /パスワード/認証キー」は、コード管理担当者様宛に送付している最新の「GS1事業者コード登録通知書」をご確認ください。※2020年4月以前に発行された「GS1事業者コード登録通知書」には、「ID/パスワード/認証キー」の記載がないため、「方法2:お問い合わせフォームから連絡」にてお手続きください。
② トップメニューが表示されたら、トップメニュー左側の「GS1事業者コードの各種手続き」を選択し、画面の表示にしたがって「GS1事業者コードの追加」の手続きを進めてください。
③ 「申請手続きを受け付けました」と、画面に申請番号が表示されたら手続き完了です。
出典: GS1 Japan
問い合わせフォームからも連絡することが可能とされています。
申請完了後、新しいGS1事業者コードが追加された「GS1事業者コード登録通知書」が郵便にて届きます。
追加されるGS1事業者コードの有効期限は元の事業者コードに統一されます。
13 桁のGTIN(JANコード)10万コード分を1 単位(※)とし、単位ごとに追加コード登録申請料が発生します。
詳細はGS1 Japanのホームページをご参照ください。
GS1事業者コードには有効期限(1年もしくは3年)があり、継続して利用する場合は更新手続きが必要です。
有効期限の約1~2ヵ月前に、GS1 Japanより「更新申請書」が郵便で届きます。更新する場合には以下の手順に沿って手続きを進める必要があります。
以上の手続きで申請内容に不備が無ければ、約7営業日で更新後の情報が記載された「GS1事業者コード登録通知書」が郵便で届きます。
更新申請料は、事業者全体の年間売上高、支払年数によって決まります。
上記は1登録単位をに必要な更新申請料です。
※1登録単位とは、7桁GS1事業者コードの場合は1コード、9桁のGS1事業者コードの場合は100コード、10桁GS1事業者コードの場合は1000コードです。
GS1事業者コードを期間内に更新しない場合、その事業者コードは失効する可能性があります。
事業者コードが失効すると、流通や取引先で業務に支障がでる可能性があります。事業継続のためにも、期限内の更新を心がけましょう。
登録内容の変更はポータルサイトから可能です。
もう一つの方法は「登録事項変更届」を利用する方法です。
「登録事項変更届」は「GS1事業者コード登録通知書」の裏面にあります。
事業者コードを検索するにはGS1事業者コードの貸与を受けているユーザーでなければいけません。
GTINや事業者名から検索したりCSVで一括検索することもできます。
詳細はGS1のサイト上でご確認ください。
GS1の事業者コードは以下のサイトで検索することができます。
上記のサイトはGS1の公式サイトでGTINコードを入力すると商品情報を参照することができます。
ここで参照できる商品はGS1 Japan Data Bank(GS1 Japan が運営しているデータベースに登録された商品です。)
※1日の検索回数は30回までです
GS1が運営している 「GLN情報検索サービス」とは、GS1 Japan Data Bank -事業者・ロケーション情報-で設定したGLN情報およびGS1 Japanからコードを貸与された事業者の情報を検索できるサービスです。
※1日の検索回数はグローバルIPアドレス単位で30回まで
GS1事業者コードは、JANコードを作成する際に必ず必要な登録番号で、適切な登録と管理が必要です。
登録費用や更新費用、手続きの詳細を把握しておくことで、スムーズな事業運営が可能になります。
この記事で紹介した情報を参考に、適切な対応を進めてください。
なお本記事の情報は更新される可能性もあるので最新情報はGS1 Japanの公式HPも併せてご確認ください。
JANコードシンボルを作成するにはこちらのオンラインツールをご利用ください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部