
目次
>>【基本記事】JANコード/EANコードとは?仕組みや構造を解説
JANコードからメーカーを調べる前に、まずその構造を理解しておきましょう。標準的な13桁のJANコードは、主に以下の3つの部分で構成されています。

※「45」「49」は、その事業者がGS1 Japan(日本のGS1加盟組織)でコードを登録したことを示すもので、商品の製造国・原産国ではありません。日本企業(45/49)が海外の工場で製造した商品でも、バーコードは「45/49」で始まります(GS1公式)。なお桁数の区分はGS1 Japanの公式定義に基づきます(GS1 Japan)。
つまり、JANコードの中の「GS1事業者コード」を特定することで、その商品を供給しているメーカーやブランドオーナーを割り出すことができるのです。
GS1事業者コードは、申告した商品アイテムの利用予定数に応じて桁数が決まります。2021年5月以降の新規登録では、原則として10桁(商品アイテム数は最大100品目)または9桁(最大1,000品目)が貸与されます(7桁=最大100,000品目は、主に大規模な既存事業者向け)。いずれも先頭の「45/49」を含めた桁数です。

JANコードからメーカー(事業者)を調べる方法はいくつかありますが、最も信頼性が高く、正確な方法は、GS1(バーコードの国際的な管理機関)が提供する公式の検索サービス「Verified by GS1」を利用することです。
「Verified by GS1」は、長年GS1が提供してきた事業者情報検索サービス「GEPIR(ゲピア)」の後継にあたります。GEPIRは2024年9月30日をもって終了し、2024年10月1日から、より新しく網羅的なこの「Verified by GS1」に一本化されました(GS1 Japan公式)。そのため、他サイトで「GEPIRで検索」と案内されていても、現在はこちらを使えばOKです(旧URLの gepir.gs1.org にアクセスしても自動で転送されます)。
※無料での検索は1つのグローバルIPアドレスあたり1日30回までという上限があります(それ以上必要な場合はGS1 Japanへ問い合わせ)。大量に調べたい場合はご注意ください。


このように、公式ツールを使えば、誰でも簡単にJANコードから登録事業者を特定できます。
公式ツール以外にも、簡易的に調べる方法はありますが、情報の正確性には注意が必要です。
やはり、正確な事業者情報を知りたい場合は前述の「Verified by GS1」を利用するのが最善です。
A. いくつかの理由が考えられます。
A. はい、調べられます。「Verified by GS1」はグローバルなデータベースなので、海外の製品についているEANコードやアメリカのUPCコードを入力しても、登録されている事業者情報を検索することが可能です。(アメリカのUPCコードは12桁のため、先頭に「0」を1つ足して13桁にして入力すると確実です。)
A. いいえ、一見して正確に区切ることは難しいです。 日本のGS1事業者コードには7桁・9桁・10桁の3種類があり、JANコードの数字の並びだけでは、先頭の何桁が事業者コードなのかを判断できないためです。例えば「4512345678…」というコードでも、事業者コードが「4512345」(7桁)なのか「4512345678」(10桁)なのかは、見ただけでは分かりません。正確な事業者コードを知るには、やはり「Verified by GS1」などのデータベースで検索するのが確実です。
A. はい、一般的には同じものを指していると考えて問題ありません。 以前は「メーカーコード(JAN企業コード)」という呼ばれ方が一般的でしたが、2012年にGS1事業者コードへ改称され、現在GS1が定める正式名称は「GS1事業者コード」です。これは、コードを取得するのが必ずしも製造メーカーとは限らず、製品のブランドオーナーや輸入販売元である場合もあるため、より実態に即した「事業者」という言葉が使われています。会話の中では「メーカーコード」という言葉もまだ使われますが、正式には「GS1事業者コード」と覚えておくと良いでしょう。
JANコードからメーカー(登録事業者)を調べる方法の要点をまとめます。
ビジネスで正確な情報が必要な際は、ぜひ公式の検索ツール「Verified by GS1」を活用してください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部