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>>【基本記事】JANコード/EANコードとは?仕組みや構造を解説
JANコードからメーカーを調べる前に、まずその構造を理解しておきましょう。標準的な13桁のJANコードは、以下の4つの部分で構成されています。
つまり、JANコードの中の「GS1事業者コード」を特定することで、その商品を供給しているメーカーやブランドオーナーを割り出すことができるのです。
2001年までに申請された事業はGS1事業者コードは5桁、2001年以降の場合は7桁が基本となっています。
JANコードからメーカー(事業者)を調べる方法はいくつかありますが、最も信頼性が高く、正確な方法は、GS1(バーコードの国際的な管理機関)が提供する公式の検索サービス「Verified by GS1」を利用することです。
[商品情報検索画面]
[事業者情報タブ]
このように、公式ツールを使えば、誰でも簡単にJANコードから登録事業者を特定できます。
公式ツール以外にも、簡易的に調べる方法はありますが、情報の正確性には注意が必要です。
やはり、正確な事業者情報を知りたい場合は前述の「Verified by GS1」を利用するのが最善です。
A. いくつかの理由が考えられます。
A. はい、調べられます。「Verified by GS1」はグローバルなデータベースなので、海外の製品についているEANコードやアメリカのUPCコードを入力しても、登録されている事業者情報を検索することが可能です。
A. いいえ、一見して正確に区切ることは難しいです。 日本のGS1事業者コードには7桁・9桁・5桁の3種類があり、JANコードの数字の並びだけでは、国コードに続く何桁が事業者コードなのかを判断できないためです。例えば「45123456…」というコードがあった場合、事業者コードが「1234567」なのか「123456789」なのかは、見ただけでは分かりません。正確な事業者コードを知るには、やはり「Verified by GS1」などのデータベースで検索するのが確実です。
A. はい、一般的には同じものを指していると考えて問題ありません。 以前は「メーカーコード」という呼ばれ方が一般的でしたが、現在、GS1が定める正式名称は**「GS1事業者コード」**です。これは、コードを取得するのが必ずしも製造メーカーとは限らず、製品のブランドオーナーや輸入販売元である場合もあるため、より実態に即した「事業者」という言葉が使われています。会話の中では「メーカーコード」という言葉もまだ使われますが、正式には「GS1事業者コード」と覚えておくと良いでしょう。
JANコードからメーカー(登録事業者)を調べる方法の要点をまとめます。
ビジネスで正確な情報が必要な際は、ぜひ公式の検索ツール「Verified by GS1」を活用してください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部