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まず、非常に重要なことをお伝えします。それは、JANコードの13桁(または8桁)の数字の中には、商品名や価格、有効期限といった情報は一切含まれていない、ということです。
JANコードは、あくまで「どの国の、どの事業者の、どの商品か」を識別するための世界共通の背番号のようなものです。この番号をキーとして、各企業が管理するデータベースから商品情報を引き出しています。
この前提を理解した上で、具体的な調べ方を見ていきましょう。
最も簡単で、まず最初に試すべき方法です。
やり方は非常にシンプル。ブラウザの検索窓に、調べたいJANコードの13桁の数字をそのまま入力して検索するだけです。
例: サントリー天然水 550mlのJANコード「4901777216884」を調べると...
検索結果に表示されました!
多くのオンラインショップや商品レビューサイト、ブログ記事などでは、商品ページにJANコードが記載されています。Googleなどの検索エンジンはこれらのページを認識しているため、JANコードで検索するだけで、関連する商品ページを瞬時に見つけ出してくれるのです。
価格や在庫状況、レビューまで詳しく知りたい場合は、大手ECサイト内で直接検索するのが効率的です。
これらのサイトは膨大な商品データベースを保有しており、サイト上部の検索窓にJANコードを入力することで、該当する商品ページを直接表示できます。商品の購入を検討している場合に特に有効な方法です。
方法1の時と同じく「4901777216884」をAmazonで検索すると以下のように商品が表示されました。
より信頼性の高い、公式な情報を得たい場合におすすめなのが「Verified by GS1」です。
これは、バーコードの国際基準を管理するGS1が提供するグローバルな公式データベースで、誰でも無料で利用できます。
▼このツールの特徴
従来の事業者情報検索(GEPIR)と異なり、商品そのものの情報を確認できるパワフルな公式ツールです。
こちらでも「4901777216884」を検索した結果商品情報と事業者情報が参照できました。
[検索した商品情報]
[事業者情報]
JANコードから商品情報を調べるには、1つの万能なサイトがあるわけではなく、目的に応じて複数の方法を使い分けるのが賢いやり方です。
ぜひこれらの方法を活用して、気になる商品の情報をスムーズに見つけてみてください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部