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まず、WordやIllustratorで作業を始める前に、貼り付けに使う「QRコードの画像」を適切に準備することが、失敗を防ぐための最も重要なステップです。
QRコードを作成ツールでダウンロードする際、画像の「形式」を選べます。用途に応じて最適な形式を選びましょう。
貼り付けるためのQRコード画像(WebサイトやSNSにつながるもの)は、事前に作成しておく必要があります。
弊社の「QR TOOL」などの作成ツールを使えば、PNG形式はもちろん、印刷に適したSVG形式のQRコードも無料で簡単に作成できます。
準備したQRコード画像を、実際に書類へ挿入します。
ここが最も重要なポイントです。PDF化・印刷で失敗しないために、以下の3つのルールを必ず守ってください。
QRコードは、小さすぎるとスマートフォンのカメラがピントを合わせられず、読み取ることができません。 デザイン上の見た目も大切ですが、印刷物の場合、実際に紙に印刷されたときのサイズが最低でも「1.5cm × 1.5cm」以上、安全を考えるなら「2cm × 2cm」以上になるように配置してください。
>> QRコードを印刷する際の大きさは?読み取り推奨・最小サイズを解説
QRコードの周囲には、他の文字やデザインが入り込まない**「余白(クワイエットゾーン)」**が絶対に必要です。この余白がないと、スキャナはどこからどこまでがQRコードなのかを正しく認識できません。 目安として、QRコードの最も外側の黒い点(セル)4個分以上の余白を、上下左右すべての辺に確保してください。
デザインが完成し、PDFとして保存したら、本番の印刷(大量発注など)に進む前に、必ず一度、ご家庭やオフィスのプリンターで実寸サイズで印刷してください。
そして、ご自身のスマートフォンや他の人のスマートフォン(iPhone/Android両方)で、問題なく読み取れるかを必ずテストしましょう。この一手間が、コストのかかる印刷失敗を防ぎます。
PDFにQRコードを貼り付けて、印刷でもWebでも確実に読み取れるようにするためには、以下の4つのポイントが重要です。
これらの鉄則を守れば、QRコードを効果的に活用した、信頼性の高いPDF書類を作成することができます。ぜひ実践してみてください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部