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スマートフォンの普及により、QRコードを使ってWebサイトへ誘導する機会が急増しています。
しかし、ただQRコードを作成するだけでは、その効果を正確に把握することはできません。
ここでは、QRコードからのアクセス解析を行う必要性と、その解析手段としての「Googleアナリティクス」および「QR TOOL PRO」「クルクルManager」という3つの選択肢について詳しく解説します。
さらに、具体的な設定手順や注意点をステップバイステップで紹介し、マーケティング施策の改善に直結するデータ取得を実現します。
QRコードは、広告、パンフレット、店舗のポスター、名刺など、さまざまな場所で活用されています。
これらのコードを経由してWebサイトへ訪れるユーザーの行動を把握することで、以下のようなメリットがあります。
Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス状況を詳細に解析できる無料のツールです。
ページビューやセッション数、ユーザー属性、流入元、コンバージョン率など、多岐にわたるデータを収集し、視覚的なレポートとして提供します。

出典: Google Analytics
QR TOOL PROとは日本製の無料QRコード作成ツール「QR TOOL」の上位ツールで、「短縮URL」や「アクセス解析機能」を無料プランから提供しています。

出典: QR TOOL PRO

クルクルManagerは、アララ株式会社が提供するQRコード作成・アクセス解析サービスです。QRコードの開発元である株式会社デンソーウェーブの読み取り技術と連携しており、両社は公式リーダーアプリ「クルクル」を共同開発しています。QRの本家技術に紐づく点が信頼性の高い選択肢といえます。

出典: クルクルManager
Googleアナリティクスのような複雑な設定を必要とせず、手軽にQRコードのアクセスデータを取得できる点が特徴です。中小規模のキャンペーンや、簡易な解析が必要な場合に利用されています。
ここからは、Googleアナリティクスを利用してQRコード経由のアクセスを解析する具体的な手順を解説します。
まずは、Googleアナリティクスのアカウントを作成します。既にアカウントを持っている場合は、このステップはスキップしてください。
QRコード経由の流入を正確に把握するためには、専用のURLパラメーター(UTMパラメーター)を付与する必要があります。
これにより、Googleアナリティクス上で「QRコードからのアクセス」というチャネルを明確に識別できます。
QRコードをスマホで読み取ったアクセスは、URLを直接入力したのと同じ扱いになり、参照元(リファラー)を持ちません。そのためUTMを付けずにQR化すると、GA4上ではその流入が検索やSNSと区別されずに「直接(Direct/(none))」へまとめられてしまいます。UTMを付けて初めて「QRコード経由」を独立したチャネルとして識別できます。
パラメーター付きのURLでQRコードを直接生成するツールを次のステップでご紹介しますので、手動でのURL作成やパラメータの種類に興味のない方はSTEP3へどうぞ。
必要なパラメーターは以下の3つです。
これらのパラメーター(UTM)はGoogleアナリティクス公式の「手動タグ設定」で定義されているものです(アナリティクス ヘルプ)。Googleは関連するすべてのUTMパラメータを設定することを推奨しており、最低限この3つを揃えれば流入元を正しく分類できます。
※GA4は大文字と小文字を区別します。qrcodeとQRcode、dmとDMは別の流入として集計されるため、utm_source/utm_mediumの表記は小文字などに統一しておくと集計が分散しません。
実際にアクセスしたい(解析したい)URLに上記のパラメーターを加えます。
URLに続き「?」から始めます。各パラメーターの間は「&」で繋ぎます。
結果: https://qr.c-cloud.co.jp?utm_source=qrcode&utm_medium=dm&utm_campaign=spring_sale

あくまで手動ではGoogleのCampaign URL Builderを使うのも良いでしょう。
ここでは自動でパラメーター付きのURLを作成できるQR TOOLを使った手順をご紹介します。

Googleアナリティクスの管理画面にログイン後、以下の手順でQRコードからのアクセスデータを確認できます。
Googleアナリティクスの管理画面で「レポート」>「集客」>「トラフィック獲得」を開き、表左上のプルダウンで「セッションの参照元 / メディア」を選ぶと、設定したutm_source/utm_medium(例: qrcode / dm)でQRコード経由の流入が一覧表示されます。※お使いのアカウントで「集客」が見当たらない場合は、左メニュー「レポート」>「ライブラリ」から「ライフサイクル」コレクションを公開すると表示されます。

Googleアナリティクスでは、データがリアルタイムで表示される場合もありますが、場合によっては数時間~24時間程度の遅延が発生することがあります。キャンペーン開始直後は特に、しばらく時間をおいてから結果を確認するようにしましょう。
実際今回テストのために登録しましたが、4時間ほどは表示されませんでした。気長にテストしてみてください。
設定が正しく効いているかだけを先に確かめたいときは、「レポート>リアルタイム」を開き、テスト用に自分でQRを読み取って「参照元/メディア」に設定値(例: qrcode / dm)が出るかを確認すると、標準レポートの反映を待たずに設定ミスを発見できます。
UTMパラメーターの設定時、URLの末尾に余計な文字や記号が付いてしまうと、正しく解析されない場合があります。
URLのパラメーターはGoogle Analyticsのためだけにあるのではなく、他の用途にも広く利用されています。URLの末尾にすでにパラメーターが付いている場合は末尾から「?」ではなく「&」で繋げてください。
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Googleアナリティクスなどの外部解析ツールを使わず、もっと手軽に、かつ詳細なデータを取得したい場合は、「QR TOOL PRO」のアクセス解析機能を利用するのがおすすめです。
この方法の最大のメリットは、「面倒なパラメータ設定が不要」であることと、「QRコードごとの読み取り回数・場所・時間帯などが管理画面で一目でわかる」点です。
まず、QR TOOL PROの管理画面にログインします。通常のQRコード作成画面とは異なり、解析機能付きのコードを発行する手順となります。
?utm_source=...)を手動で付ける必要はありません。素のURLのままでOKです。
QRコードを配布・掲示した後は、管理画面からいつでもリアルタイムで成果を確認できます。

クルクルManagerを使ったアクセス解析は、より簡単にQRコードからのデータを取得できる方法です。手順は以下の通りです。
この方法は、複雑な設定を行わずに手軽にQRコードの効果を測定したい場合に適しています。
ただし、詳細なユーザー行動や他のアクセスチャネルとの比較といった高度な解析には向いていない点に注意が必要です。


出典: クルクルManager
QRコードは、現代のマーケティングにおいて非常に有効なツールです。しかし、その効果を最大化するためには、アクセス解析が不可欠です。
Googleアナリティクスを利用することで、サイト全体の動向を把握し、QRコード経由のアクセスも含めた詳細な解析が可能となります。
対して、QR TOOL PROやクルクルManagerは簡単にデータを取得できるメリットがありますが、解析の精度やカスタマイズ性においてはGoogleアナリティクスに劣ります。
どの方法を採用するかは、キャンペーンの規模や目的、解析の深度に応じて選択することが重要です。
この記事で紹介した手順や注意点を参考に、実際にQRコードを活用したアクセス解析を行い、効果的なマーケティング施策の実現を目指してください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部