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GoogleアナリティクスでQRコードからのアクセスを解析する方法

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QRコードを活用してWebサイトへ誘導するケースは増えていますが、そのアクセス解析はできていますか? QRコード経由の流入を正しく計測することで、マーケティング施策の効果を把握し、改善につなげることができます。 本記事では、Googleアナリティクスを活用してQRコード経由のアクセスを無料で解析する方法を詳しく解説します。 さらに、手軽にQRコードの解析ができる「クルクルManager」との違いについても紹介します。 QRコードを活用したマーケティングを強化したい方は、ぜひ参考にしてください。

QRコードからのアクセス解析をする方法

スマートフォンの普及により、QRコードを使ってWebサイトへ誘導する機会が急増しています。

しかし、ただQRコードを作成するだけでは、その効果を正確に把握することはできません。

ここでは、QRコードからのアクセス解析を行う必要性と、その解析手段としてのGoogleアナリティクスおよびQRQRという2つの選択肢について詳しく解説します。

さらに、具体的な設定手順や注意点をステップバイステップで紹介し、マーケティング施策の改善に直結するデータ取得を実現します。

QRコードからのアクセスを解析する必要性

QRコードは、広告、パンフレット、店舗のポスター、名刺など、さまざまな場所で活用されています。

これらのコードを経由してWebサイトへ訪れるユーザーの行動を把握することで、以下のようなメリットがあります。

  • 効果測定: キャンペーンやプロモーションごとの効果を数値化し、どの媒体が最も効果的かを判断できます。
  • ユーザー行動の把握: QRコード経由のアクセス経路や滞在時間、コンバージョンなどを分析することで、ターゲットユーザーの行動パターンを理解できます。
  • 戦略の改善: 得られたデータをもとに、広告戦略や店舗プロモーションの改善点を明確にし、より効果的な施策を実施できます。

【方法1】 Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス状況を詳細に解析できる無料のツールです。

ページビューやセッション数、ユーザー属性、流入元、コンバージョン率など、多岐にわたるデータを収集し、視覚的なレポートとして提供します。

Googleアナリティクス

出典: Google Analytics

メリット: サイト全体のアクセス解析ができる

  • 総合的なデータ分析: QRコードからの流入に加え、他のチャネル(SNS、広告、オーガニック検索など)のデータも一元管理できるため、全体のマーケティング効果を把握することができます。
  • カスタムレポート: ユーザー定義のパラメーターやフィルターを使い、細かなセグメントに分けた解析が可能です。
  • リアルタイム解析: リアルタイムでデータを確認でき、即時の反応や急激なアクセス増加に対応できます。

デメリット: コードの設置が必要

  • 初期設定の手間: Webサイトにトラッキングコードを設置する必要があり、特に非エンジニアにはハードルが高い場合があります。
  • 設定ミスのリスク: パラメーターの設定やフィルタリングの誤りがあると、正確なデータが取得できなくなる可能性があります。

【方法2】クルクルManager

クルクルManagerとは?

クルクルManagerとは、QRコード専用のアクセス解析ツールです。QRコードの開発会社であるデンソーウェーブのサイトでも紹介されているツールです。

クルクルManager

出典: クルクルManager

Googleアナリティクスのような複雑な設定を必要とせず、手軽にQRコードのアクセスデータを取得できる点が特徴です。中小規模のキャンペーンや、簡易な解析が必要な場合に利用されています。

メリット: 手軽にデータが取れる

  • 簡単操作: 専用のインターフェースにより、URLにパラメーターを付与するなどの作業が自動化されており、初心者でも扱いやすいです。
  • 即時反映: 設定後すぐにQRコードのスキャン数やアクセス数が確認でき、リアルタイムなデータ取得が可能です。

デメリット: 高度な解析や比較には不向き

  • 限定的な解析機能: 他のチャネルとの比較や、より詳細なユーザー行動の解析には対応していないため、マーケティング全体の戦略を見直す際には不十分な場合があります。
  • カスタマイズ性の低さ: 自社の独自の指標やセグメントに合わせたカスタマイズが難しく、基本的なアクセス数取得に留まります。

【方法1】GoogleアナリティクスでQRコードのアクセス解析をする手順

ここからは、Googleアナリティクスを利用してQRコード経由のアクセスを解析する具体的な手順を解説します。

STEP1: Googleアナリティクスのアカウント作成

まずは、Googleアナリティクスのアカウントを作成します。既にアカウントを持っている場合は、このステップはスキップしてください。

  1. Googleアナリティクスの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
  2. アカウント情報やプロパティ(解析対象のWebサイト)の情報を入力し、設定を完了します。
  3. 指定されたトラッキングコードをWebサイトの全ページに設置します。

STEP2: QRコードにするURLにパラメーターをつける

QRコード経由の流入を正確に把握するためには、専用のURLパラメーター(UTMパラメーター)を付与する必要があります。

これにより、Googleアナリティクス上で「QRコードからのアクセス」というチャネルを明確に識別できます。

パラメーター付きのURLでQRコードを直接生成するツールを次のステップでご紹介しますので、手動でのURL作成やパラメータの種類に興味のない方はSTEP3へどうぞ。

必要なパラメーターは以下の3つです。

  • utm_source: どのようなツールでのアクセスか(例: qrcode)
  • utm_medium: アクセス元の媒体名(例: dm ダイレクトメールの場合)
  • utm_campaign: キャンペーン名(例: spring_sale)

実際にアクセスしたい(解析したい)URLに上記のパラメーターを加えます。

URLに続き「?」から始めます。各パラメーターの間は「&」で繋ぎます。

結果: https://qr.c-cloud.co.jp?utm_source=qrcode&utm_medium=dm&utm_campaign=spring_sale

QRコードにするパラメーターの例

あくまで手動ではGoogleのCampaign URL Builderを使うのも良いでしょう。

STEP3: URLをQRコード化

ここでは自動でパラメーター付きのURLを作成できるQR TOOLを使った手順をご紹介します。

  1. QR TOOLのアクセス解析QRコード作成ページへアクセス
  2. URL/utm_source/utm_medium/utm_campaignを入力するとQRコードが生成されます
  3. 必要に応じてQRコードのスタイルをかすたカスタマイズして「保存」からダウンロードしてください。
QR TOOLアクセス解析QRコード作成画面

GoogleアナリティクスでQRコードからの流入を確認する方法

Googleアナリティクスの管理画面にログイン後、以下の手順でQRコードからのアクセスデータを確認できます。

「ライフサイクル」>「集客」>「トラフィック獲得」と進むとUTMパラメーターに設定した[utm_source]/[utm_medium](例: qrcode/dm)でフィルターすると、QRコード経由の流入が一覧で表示されます。

QRコードからの流入データ確認方法

利用時の注意点

データの反映まで時間がかかる

Googleアナリティクスでは、データがリアルタイムで表示される場合もありますが、場合によっては数時間~24時間程度の遅延が発生することがあります。キャンペーン開始直後は特に、しばらく時間をおいてから結果を確認するようにしましょう。

実際今回テストのために登録しましたが、4時間ほどは表示されませんでした。気長にテストしてみてください。

URLの末尾に注意

UTMパラメーターの設定時、URLの末尾に余計な文字や記号が付いてしまうと、正しく解析されない場合があります。

URLのパラメーターはGoogle Analyticsのためだけにあるのではなく、他の用途にも広く利用されています。URLの末尾にすでにパラメーターが付いている場合は末尾から「?」ではなく「&」で繋げてください。

パラメーターがすでに付いている場合の対応

【方法2】クルクルManagerでアクセス解析をする手順

クルクルManagerを使ったアクセス解析は、より簡単にQRコードからのデータを取得できる方法です。手順は以下の通りです。

  1. クルクルManagerへの登録・ログイン クルクルManagerの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成またはログインします。アクセス解析機能を利用するにはアカウントが必要になります。
  2. QRコードの生成 ログイン後、専用の画面からURLを入力し、QRコード生成機能を利用します。その際に「アクセス解析」を有効にしてください。「シークレット」と「リダイレクト」がありますが「リダイレクト」がおすすめです
  3. データの確認 作成したQRコードのスキャン数や、基本的なアクセス解析データがダッシュボード上に表示されます。

この方法は、複雑な設定を行わずに手軽にQRコードの効果を測定したい場合に適しています。

ただし、詳細なユーザー行動や他のアクセスチャネルとの比較といった高度な解析には向いていない点に注意が必要です。

クルクルManagerQRコード作成画面
クルクルManagerダッシュボード

出典: クルクルManager

まとめ: アクセス解析でQRコードをさらに便利に

QRコードは、現代のマーケティングにおいて非常に有効なツールです。しかし、その効果を最大化するためには、アクセス解析が不可欠です。

Googleアナリティクスを利用することで、サイト全体の動向を把握し、QRコード経由のアクセスも含めた詳細な解析が可能となります。

対して、クルクルManagerは簡単にデータを取得できるメリットがありますが、解析の精度やカスタマイズ性においてはGoogleアナリティクスに劣ります。

どちらの方法を採用するかは、キャンペーンの規模や目的、解析の深度に応じて選択することが重要です。

この記事で紹介した手順や注意点を参考に、実際にQRコードを活用したアクセス解析を行い、効果的なマーケティング施策の実現を目指してください。

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QR WORLD(QRワールド) 編集部

QRコード・バーコードの生成・読み取りシステムを開発してきた経験からお役立ち情報を発信しています。

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