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ExcelやスプレッドシートでQRコード・バーコードを一括作成する方法

カバー写真
ExcelやスプレッドシートのデータでQRコード・バーコードを一括作成したいことありませんか? QRコードやバーコードを作成できる無料のツールはたくさんありますが、一括で作成できるサービスは多くありません。 この記事では無料で大量のデータから簡単にQRコード・バーコードを作成できるフリーツール、またその使い方をご紹介します。

はじめに: QRコード・バーコードを一括作成

この記事はエクセルやスプレッドスプレッドシートのデータをQRコードもしくはバーコード画像に変えたい方向けの記事です。

エクセル内のツール等を使用する方法でQRコードもしくはバーコードを作成することもできますが、ここでは一括で大量に簡単にQRコードもしくはバーコードを作るためのツールをご紹介します。

個人的な感想としてはインストールして使用するフリーソフトを導入するのはセキュリティー上、怖い感覚があります。

またエクセルやスプレッドシート自体の機能でのQRコードもしくはバーコードを一括で作成する方法はあるのかもしれませんが、作成後ダウンロードまで一括で行う方法がわかりませんでした。

よってここでは一番簡単に利用できるウェブサービスを中心にご紹介します。

運営者がわからない海外サイトを使用するのは同じくセキュリティー上、怖いので日本のサイトを中心にご紹介します。

QRコード(二次元コード)を一括作成したい場合

一番のおすすめはQR TOOL

一番のおすすめは無料QRコード作成ツールのQR TOOLです。

QR TOOLスクリーンショット

作成個数の制限なし、エクセル・CSVファイルを選択してQRコードを作成することができます。スプレッドシートもCSV出力することで対応可能です。

さらにQR TOOLは日本の企業が運営しているサービスでセキュリティー面でも安心です。

データはブラウザ上のみでQRコード化されるのでサーバー経由でどこかに送信されたり漏れたりするなどの心配をする必要がありません。

さらにこのサイト上ではQRコードに画像を埋め込んだり、作成したQRコードの内容確認までまとめて行うことができます。

QR TOOL トップ

Excel/CSV/スプレッドシートからQRコード一括作成ページ

QRコード一括作成くん

https://qr-sakusei.com/

二つ目にご紹介するのが「QRコード一括くん」というサイトです。20個までのQRコードを一括作成することができます。

QRコード一括作成くんスクリーンショット

コピーペーストで内容を入力することができます。

デザインの調整はできませんが保存形式と誤り訂正レベルは設定ができるようになっています。

21個以上の場合は1,100円(税込)で有料の利用となります。

QRコード作成くん

https://qrcmake.milc.jp/

福島県内の高校に勤める学校司書の方が作成されたサイトです。

QRコード作成くんスクリーンショット

無料で1,000個までQRコードを作成することができます。

こちらのサイトもデザインの調整はできませんが保存形式と誤り訂正レベルは設定ができるようになっています。

入力方法はテキストエリアに直接入力するようになっています。

比較表

以上ご紹介したサイトの特徴をまとめました。

サービス名
QR TOOL
QRコード一括作成くん
QRコード作成くん
URL
https://qr.c-cloud.co.jp/tools/generator/multiple
https://qr-sakusei.com/
https://qrcmake.milc.jp/
費用
無料
20個までは無料
無料
個数制限
制限なし
無料は20個まで
1,000個
エクセル対応
対応
非対応
非対応
CSV対応
対応
非対応
非対応
スプレッドシート
対応(CSV経由)
非対応
非対応
デザイン調整
できる
できない
できない
保存形式選択
できる
できる
できる
誤り訂正レベル選択
できる
できる
できる

バーコード(一次元コード)を一括作成したい場合

QR TOOLはバーコードも対応

バーコードについても一番のおすすめはQR TOOLです。オンライン上でバーコードを作成することができるサービスです。

QR TOOLスクリーンショット

QR TOOLという名前のサイトですがバーコードにも対応しています。

作成個数の制限なし、エクセル・CSVファイルを選択してバーコードを作成することができます。スプレッドシートもCSV出力することで対応可能です。

生成するバーコードの色や大きさ、文字の有無など詳細に設定可能です。

以下の各種バーコードに対応しています。

  • CODE39/128/128A/128B/128C
  • JANコード(EAN)13/8/5/2
  • UPC/UPCE
  • ITF14/ITF
  • MSI/MSI10/MSI11/MSI1010/MSI1110
  • pharmacode
  • codabar
  • GenericBarcode

QR TOOL トップ(バーコードにも対応)

Excel/CSV/スプレッドシートからバーコード一括作成ページ

バーコードどころ

二つ目のおすすめは「バーコードどころ」です。

バーコードどころスクリーンショット

QR TOOLと同じくオンライン上でバーコードを作成するサービスです。

入力欄にバーコード化したい値を入力して画像化することが可能です。

入力欄は確認したところ8個なので最大8個を同時に作成することができます。

比較表

ご紹介した二つのサービスを比較表にしました。

サービス名
QR TOOL
バーコードどころ
URL
https://qr.c-cloud.co.jp/tools/generator/barcode
https://barcode-place.azurewebsites.net/
費用
無料
無料
個数制限
無制限
同時に8個
エクセル
対応
非対応
CSV
対応
非対応
スプレッドシート
対応
非対応
デザイン調整
できる
できない
保存形式選択
png/jpeg/webp
png/eps

QRコード・バーコードを一括作成できるQR TOOLの利用方法

ここからは実際におすすめのサービスを用いたQRコード・バーコードの作成方法をご紹介します。いずれの場合でもQR TOOLがおすすめなので今回はQR TOOLでの作成方法をご紹介します。

STEP1 データを整える

テンプレートを使用しなくても、お持ちのエクセル・スプレッドシート・CSVいずれのファイルでも大丈夫です。

まだデータがない方はテンプレートから作成することもできます。QRコード・バーコードいずれの場合でも同じテンプレートを使用できます。

エクセルの場合のテンプレート

CSVの場合のテンプレート

データの形は一行目をとばして、A列(1列目)にQRコード化・バーコード化したい文字列を入れます

B列(2列目)にご希望のファイル名があれば入力します。

※ファイル名は任意で入力は必ずしも必要ではありません

※ファイル名には拡張子(.png等)は自動でつくので不要

スプレッドシートの場合は「ファイル」>「ダウンロード」>「カンマ区切り形式(.csv)」でCSVファイルをダウンロードしてください。

スプレッドシート例

STEP2 サイトを開きファイルを選択

それぞれご希望に合わせてサイトを開いてください。

QRコードの場合はこちらをクリック

バーコードの場合こちらをクリック

必要に応じてQRコードの場合は画像埋め込みやコードの色味、画像の大きさや種類を選択可能です。バーコードの場合も色味や大きさ、JANコードをはじめとしたバーコードの種類を選択してください。

その後「Excel・CSVファイルで指定」タブ >「ファイルを選択」からご用意いただいたファイルを選択してください。

ファイル選択画面

STEP3 データを一括もしくは1件ずつダウンロード

ファイルを選択するとそれぞれQRコード・バーコードが作成されます。

QRコードが作成された画面

一見ずつダウンロードすることもできますし、zipファイルで一括ダウンロードすることもできます。

まとめ: QRコードやバーコードを一括作成するには

QRコードやバーコードを作成する方法をご紹介してきました。

QRコードやバーコードを作成するのは基本的には業務が多いかと思います。

セキュリティー上、フリーソフトをPC自体にインストールするのはハードルが高いのでブラウザ上で利用できる無料のツールをぜひ試してみてください。

ブラウザ上のサービスではPCにサービスをインストールするわけではないので何か追加のアクションをしない限りウイルスに感染する可能性は低いはずです。

とはいえQRコードやバーコード化する内容がどのように扱われるか心配かと思いますので、日本国内の・企業運営・ブラウザ上でのみ処理を行うQR TOOLをおすすめしました。

生成されたQRコードやバーコードを読み取って内容確認を行うページもあるので試してみてください。

QR TOOL
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QR WORLD(QRワールド) 編集部

QRコード・バーコードの生成・読み取りシステムを開発してきた経験からお役立ち情報を発信しています。