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Wi-Fiの接続情報をQRコード(二次元コード)化することによるメリットの一つ目はSSIDやパスワードの間違いがなくなることです。
規則性の無いパスワードを目で見て入力するとミスが多くなります。また正しいSSIDを指定しないと折角正しいパスワードを入力しても接続に失敗してしまいます。
その点QRコード化すれば作成時に正しい情報を入れておけばそれ以降、誤入力することはありません。
例えば自宅のWi-Fi接続情報を来客に共有する場面を想定します。
自宅のWi-Fiは一度端末を接続してしまえばSSID・パスワードを意識することがないので共有時に情報を確認しなければいけません。
また接続情報に時間がかかると折角の来客との時間がもったいないですよね。
以上のような点がWi-Fiの接続情報をQRコード化するメリットです。
Wi-Fi接続用QRコードには以下フォーマットで情報を入力する必要があります。
WIFI:S:<SSIDを入力>;T:<WPA or WEP or nopass>;P:<パスワードを入力>;;
例えばSSIDが「guest-wifi」パスワードが「pw123」暗号化方式が「WPA」とすると以下のような文字列が正しいフォーマットになります。
例: WIFI:S:guest-wifi;T:WPA;P:pw123;;
※末尾はセミコロンが二つ必要である点にご注意ください
SSIDはWiFiを示すIDのようなもの、iPhoneなどでWi-Fiを探すと表示される名称と同じです。
初期値はWi-Fiルーター本体にシールなどで記載されている場合もあります。
SSIDと同じく初期値はWi-Fiルーター本体にシールなどで記載されている場合もあります。
基本的にはSSIDとパスワードがセットで初めて接続が可能になります。
暗号化方式を認証する種類を選択します。
WPA / WEP / nopassのいずれかになります。
大体の場合はWPAで問題ありません。WEPは少し古い暗号化方式です。パスワードを設定しない場合はnopassとなります。
※WPAには「WPA2」と「WPA3」の2種類ありますが、どちらの場合でも「WPA」と入力して問題ありません
完成したQRコードを無料のWEBサービス等でQRコード化してください。
ブラウザ上で利用でき、作成したQRコードの読み取りテストも行うことができます。
文字列: WIFI:S:guest-wifi;T:WPA;P:pw123;;
完成したQRコード:
iPhoneでは、iOS11 以降は標準カメラで読み取れば自動で接続が始まります。
Wi-Fi接続に対応しているアプリで読み取って接続してください。
オフィスの来客やコワーキングスペースの利用者向けにWi-Fi接続情報をQRコード化してあると便利です。
特に多数の方が1日に何度も接続する場合QRコード化しておけばスマートに対応できます。
スマートフォンやノートパソコンが普及した現在ではホテルにはWi-Fiは必須となりつつあります。
客室やロビーなどにそれぞれQRコードがあればスマートにWi-Fiに接続することが可能になります。
当然のことですが接続する端末にQRコードリーダー、読み取った後にWi-Fiに自動で接続する機能が備わっている必要があります。
iPhoneやAndroidなどのスマホでは簡単に接続できるのでおすすめです。一方ノートパソコンの接続にはQRコードを読み取るカメラがない場合もあるのでSSIDとパスワードは文字で確認できるようにしておくのがおすすめです。
QRコードは仕組み上、見かけのコードをそのままに接続情報を書き換えることはできません。
何らかの事情で接続情報を変更することもありますので、その際にはQRコードも同時に変える必要があります。
無料で利用できるブラウザだけで完結するQRコード作成、読み取りができるサイトのおすすめはQR TOOLです。
以下のような特徴があります。
完全無料で利用できるので是非お試しください。
QR ENTRY(QRエントリー) 編集部
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