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メール起動QRコードとは、スマートフォンで読み取ると、メールアプリが自動で立ち上がるQRコードのことです。
このメール起動QRコードには以下の2種類があります。
後者の場合、単にメールアプリが起動するだけでなく、宛先(To)のメールアドレスはもちろん、件名や本文の内容まであらかじめ設定しておくことが可能です。
参考記事: QRコードでメールを起動する仕組み
本記事のテーマは問い合わせフォームとの比較なので後者のタイプを前提とします。
ユーザーはQRコードを読み取るだけで、用件を伝えるためのメールをすぐに送信できます。このQRコードは、後述する無料作成ツールを使えば、誰でも専門知識なしで簡単に作成できます。
どちらが良い・悪いというわけではなく、それぞれに得意なこと・不得意なことがあります。まずは両者の違いを比較表で見てみましょう。
この比較からも分かる通り、手軽さや導入のしやすさでは「メール起動QRコード」、情報の管理性や確実性では「問い合わせフォーム」に軍配が上がります。
問い合わせフォームへの回答はスマホやPCが必要になるので、ガラケー(フィーチャーフォン)での回答を受け付けたい場合はメール起動のQRコードを選択するのが良いでしょう。
では、それぞれのメリット・デメリットをさらに詳しく見ていきましょう。
最大のメリットは、その手軽さです。問い合わせフォームのように、サーバーの設定やデータベースの構築、HTMLやCSSといった専門知識は一切不要です。
メールアドレスさえあれば、ものの数分で問い合わせ窓口を作成できます。
ユーザーは、名前や住所などを一つひとつ入力する必要がありません。普段使い慣れたメールアプリから直接送信できるため、心理的なハードルは低く、「とりあえず聞いてみよう」というアクションを促しやすくなります。
送信した内容は、ユーザー自身のメールアプリの「送信済みアイテム」に残るため、安心感にも繋がります。
手軽で便利な一方、以下のようなデメリットも存在します。
結局、どちらを選べば良いのでしょうか。答えは「目的に応じて使い分ける、あるいは併用する」です。
(例)「商品の在庫に関する簡単なご質問は、こちらのQRコードからお気軽にどうぞ!」
(例)「サービスへのお申し込みは、Webサイトの専用フォームからお手続きください。」
この記事を読んで、「まずは手軽なメール起動QRコードを試してみたい」と思っていただいた方へ作成手順をご紹介します。
無料の「QR TOOL」を使えば、誰でも簡単に高機能なメール起動QRコードを作成できます。
[メールの内容を設定]
[プレビュー]
[QRコードをカスタマイズ]
デザイン性の高いQRコードは、ユーザーの注意を惹きつけ、スキャン率の向上も期待できます。ぜひ一度お試しください。
「メール起動QRコード」と「問い合わせフォーム」は、それぞれに優れた点を持つ、異なる役割のツールです。
両者の特性を正しく理解し、お客様に提供したい価値や、ご自身の事業フェーズに合わせて賢く使い分けることが、ビジネスチャンスを最大化する鍵となります。
参考記事:
QR WORLD(QRワールド) 編集部