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GoogleフォームをQRコード化する方法を解説!おすすめのツール5選もご紹介

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「Googleフォームでアンケートを作ったけど、どうやって回答してもらおう?」 「イベントの参加登録フォーム、紙じゃなくてスマホで簡単にアクセスしてほしい」 こんなお悩みはありませんか? Googleフォームはアンケートや申し込みフォームを簡単に作成できる便利なツールですが、そのURLを口頭で伝えたり、紙に印刷したりするのは少し面倒です。 そこで活躍するのがQRコードです。GoogleフォームのURLをQRコードに変換すれば、スマートフォンで読み取るだけでフォームにアクセスできるようになります。 この記事では、GoogleフォームのQRコードを作成する具体的な手順と、アンケートやイベント受付など、様々な場面での活用方法を分かりやすく解説します。

Googleフォームとは?なぜQRコード化すると便利なのか?

Googleフォームは、Googleが提供する無料のオンラインアンケート作成ツールです。

アンケートやフィードバックの収集、イベントの申込フォーム、クイズ作成など、さまざまな用途に対応しています。

回答はリアルタイムで収集され、Googleスプレッドシートに自動で記録されるため、分析や集計も簡単です。

また、Googleアカウントがあれば、誰でもすぐに利用を開始でき、データはクラウドに保存されるため、他のデバイスからでもアクセス・編集が可能です。

Google Formsサイト

出典: Google Forms

なぜGoogleフォームのQRコードが便利なのか?メリット解説

GoogleフォームのURLをQRコードにするメリットはたくさんあります。

  1. アクセスが簡単: ユーザーはURLを手入力する必要がなく、スマホをかざすだけでフォームを開けます。特に、オフラインの場面(ポスター、チラシ、名刺など)で効果を発揮します。
  2. 共有がスムーズ: イベント会場での受付、店舗でのアンケート、授業での課題提出など、不特定多数の人にフォームを共有したい場合に非常に効率的です。
  3. 入力ミス防止: URLの打ち間違いによるアクセス不能を防げます。
  4. ペーパーレス化: 紙のアンケートや申込用紙が不要になり、印刷コストや管理の手間を削減できます。
  5. 非接触対応: 受付などで物理的な接触を避けたい場合にも有効です。

ステップ解説!GoogleフォームのQRコードを作成する手順

Googleフォームの作成はとても簡単です。以下の手順で基本的なフォームを作成できます。

【ステップ1】Googleフォームを作成する

1. Googleフォームにアクセスする

Googleフォーム にアクセスし、Googleアカウントでログインします。

2. 新しいフォームを作成する

「空白のフォーム」を選択すると、新規フォームの編集画面が開きます。

必要に応じてテンプレートから開始することも可能です。

空白のフォームを選択

3. タイトルと説明を入力する

フォームにタイトルと説明を追加して、目的をわかりやすく説明します。

タイトルと説明入力画面

簡単な文字の装飾やリンクの追加なども可能です。

4. 質問を追加する

質問欄を追加し、質問形式(記述式、複数選択式、チェックボックスなど)を選択して内容を入力します。

質問は自由に追加・削除でき、必要に応じて回答を必須に設定することも可能です。

入力欄の設定

5. フォームの設定を調整する

「設定」タブから、回答の収集設定、確認メールの送信、制限などのオプションを調整できます。

設定タブ位置

6. プレビューして公開する

完成したらプレビューで確認し、「送信」ボタンをクリックしてURLを取得するか、直接メールやSNSで共有できます。

プレビューボタン位置
リンクURL取得

URLをコピーしたい場合は「送信方法」の中リンクアイコンをクリックしてください。

「URLを短縮」にチェックを入れるて短縮版のURLを取得すればQRコードを作成する際に大きくなりすぎずに済みます。

【ステップ2】発行したURLをQRコード化する

現在、Googleフォーム自体にQRコードを発行する機能はありません。

リンクの共有は可能ですが、QRコードでの共有を希望する場合は、外部のQRコード生成ツールを利用する必要があります。

ここでは以下の5つツールをご紹介します。

  • QR TOOL: 手軽にオンラインでQRコード作成&カスタマイズしたい方へ
  • QRのススメ: 初心者に丁寧
  • Canva: デザインツール内のQRコード作成ツール
  • Adobe Express: デザインツール内のQRコード作成ツール
  • Google Chrome内の機能: 手軽にブラウザで完結

それぞれ詳細に解説しますが、特徴をまとめた表をまずはご紹介します。

サービス
QR TOOL
QRのススメ
Canva
AdobeExpress
Chrome
出力画像形式変更
可能
可能
不可
不可
会員登録
不要
不要
必要
必要
不要
スタイル変更
-
-
テンプレート
-
-
読み取りテスト
-
-
-
-

1. QR TOOL | QRコードの詳細カスタマイズが可能

日本の企業が運営している無料・登録不要で利用できるオンラインツールです。

特徴としては画像を埋め込んだり、QRコードの形や色味を自由に変更できるので自分だけのQRコードを作成したい方にはおすすめです。

使い方は簡単でURLを貼り付けてボタンを押すだけでQRコードが生成されます。

QR TOOL紹介

[QR TOOL]

QR TOOL作成画面

出典: QR TOOL

2. QRのススメ | 利用者の多い日本語サイト

シンプルな日本語対応のサイトで、操作もわかりやすく初心者でも簡単に使えます。

基本的なQRコード生成が可能で、コードのサイズやエンコードレベルも選択可能です。

QRのススメスクリーンショット

出典: QRのススメ

3. Canva

無料から利用できるデザインツールのCanvaでは、QRコード作成機能も提供されています。

Canva上でデザインと組み合わせながらQRコードを作成できるため、ポスターやプレゼン資料など、視覚的に魅力的なデザインの中にQRコードを埋め込みたい場合に最適です。

無料で利用できる範囲がありますが、登録が必要になります。

Canvaスクリーンショット

出典: Canva

4. Adobe Express(アドビエクスプレス)

Adobeが提供するデザインツールの一部で、QRコード生成機能も備わっています。

URLを貼り付けると、即座にQRコードが生成され、スタイルのカスタマイズも可能です。

高品質なデザインにQRコードを取り入れる場合に適しています。

ダウンロードする際に登録が必要な仕様になっています。

Adobe Expressスクリーンショット

出典: Adobe Express

5. Google Chromeの機能を使用する

その他ブラウザとしてGoogle Chromeをご利用の方はGoogle Chrome自体の機能でURLをQRコード化することができます。

Google Chrome自体の機能でURLをQRコード化する詳細の方法はこちらの記事で解説しています。

デメリットとしてはPC版のChromeではQRコードに恐竜のアイコンが入ることです。

恐竜なしのQRコードを作成する場合にはQR TOOLをご利用ください。

QRコードに入る恐竜アイコンの解説はこちらから

GoogleフォームQRコードの活用事例

作成したQRコードは、様々な場面で活用できます。

  • 店舗アンケート: レジ横やテーブルにQRコードを設置し、顧客満足度調査やご意見を収集。
  • イベント・セミナー: 受付での参加登録、終了後のアンケート、資料ダウンロードなどに活用。ポスターや案内状に印刷。
  • 名刺: 自分の連絡先フォームとしてQRコードを印刷。
  • チラシ・ポスター: 商品やサービスに関する問い合わせ、キャンペーン応募、資料請求フォームへ誘導。
  • 授業・研修: 課題提出フォーム、小テスト、アンケート、出席確認などに利用。
  • 施設案内: 施設内の各所に設置し、詳細情報や利用予約フォームへリンク。

QRコード化したGoogleフォームを効果的に使うためのポイント・注意点

  • 必ずテストする: 印刷・公開する前に、必ず複数のスマートフォンやアプリでQRコードが正しく読み取れ、目的のGoogleフォームが開くかテストしましょう。QRTOOLではQRコードの読み取りテストを行うこともできます。
  • 目的を明記する: QRコードの近くに「アンケートはこちら」「参加登録はこちら」など、何のQRコードなのかを分かりやすく記載しましょう。
  • 適切なサイズと場所: 小さすぎると読み取れない場合があります。印刷物ではある程度の大きさ(推奨1.5cm角以上)を確保し、読み取りやすい場所に配置しましょう。
  • ネットワーク環境: ユーザーがQRコードを読み取る場所にWi-Fi環境がない場合、モバイルデータ通信量がかかることを考慮しましょう。
  • Googleフォームの設定: フォームの回答受付が停止されていないか、アクセス権限が適切か(組織外の人も回答できるかなど)を確認しましょう。
  • 短縮URLの注意: 短縮URLサービスによっては、サービス終了のリスクやリダイレクトによる表示速度の低下がありえます。恒久的に使うQRコードの場合は、Googleフォームの元URLか、信頼性の高い短縮URLサービスを選びましょう。

参考記事: 

QRコードを印刷する際の大きさは?読み取り推奨・最小サイズを解説

QRコードに必要な短縮URLとは?おすすめのサービス3選

GoogleフォームのQRコードが読み取れない場合の対処法

GoogleフォームのQRコードが読み取れない場合、以下の方法で対処してみてください。

サイズや解像度に注意

コードのサイズや解像度を確認する小さすぎると読み取りが困難になるため、十分なサイズで印刷・表示します。

光の反射や傾きに注意

光の反射や傾きに注意するカメラがQRコードを正確に読み取れるように、反射を避け、正面からスキャンすることが重要です。

URLの間違いに注意

何かの拍子にURLの入力ミスがあるかもしれません。読み取りがうまくいかない場合は再度作成してみてください。

中央のアイコンに注意

全てのQRコードには誤り訂正機能がついています。最大約30%QRコードが欠損したり汚れていても正常に読み取ることができます。

QRコードの真ん中(中央)にロゴを入れる方法【おすすめ2選】

ただし約30%は最大なのでアイコンは中央に最大でも20%以下で入れることをお勧めします。


以下の記事でも読み取りができない原因とその対処法を解説していますので試してみてください。

QRコードが読み取れない!原因と誰でもできる対処法を徹底解説

まとめ:GoogleフォームをQRコードで共有する方法と注意点

GoogleフォームをQRコード化することで、より簡単にフォームへのアクセスを提供できます。

ただし、QRコードはサイズや読み取り環境によって精度が変わるため、印刷や配置に気を配ることが重要です。

アンケート、イベント受付、問い合わせなど、様々なシーンでGoogleフォームのQRコードを活用し、業務効率化やユーザー体験の向上に役立ててみてください。

QRコードを活用し、効率的なフォームの共有に役立ててください。

参考: この記事で作成したQRコード

今回この記事で作成したQRコードです。

QR TOOLでQRコードをカスタマイズしています。

QR TOOL作成のQRコード

参考記事: 

アンケート用のQRコードを無料で作成する方法

iPhoneでQRコード(二次元コード)を作成する方法【アプリ不要】

iPhone/AndroidスマホでのQRコード作成方法を徹底解説

MacでQRコードを作成する方法!標準機能から無料ツールまで


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QR WORLD(QRワールド) 編集部

QRコード・バーコードの生成・読み取りシステムを開発してきた経験からお役立ち情報を発信しています。

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