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写真や画像をQRコードに変換する方法!無料ツール・注意点も解説

カバー写真
「お気に入りの写真をQRコードにして、名刺やチラシに載せたい」 「イベントで撮影した写真を、参加者と簡単に共有したい」 そんな風に考えたことはありませんか? スマートフォンの普及とともに、QRコードは私たちの生活に欠かせないツールとなりました。URLや連絡先だけでなく、実は写真をQRコードに変換して共有することも可能です。 この記事では、「写真 qrコード変換」の方法を探しているあなたのために、以下の点を詳しく解説します。 ・写真をQRコードに変換する仕組み ・変換するメリット・デメリット ・具体的な変換手順(無料ツール紹介) ・作成時の注意点 ・写真QRコードの活用例 初心者の方でも分かりやすいように、ステップごとに丁寧に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

写真や画像をQRコードに変換する方法とは?その仕組み

まず理解しておきたいのは、多くのQRコード生成ツールでは、写真データそのものをQRコードに埋め込んでいるわけではないという点です。

一般的には、以下の仕組みで写真を表示させます。

  1. 写真をインターネット上にアップロードする: Google Drive、Google Photo、Dropboxなどのクラウドストレージや、ご自身のブログ・Webサイトなどに写真をアップロードします。
  2. 写真のURL(リンク)を取得する: アップロードした写真にアクセスできる公開URLを取得します。
  3. URLをQRコードに変換する: QRコード生成ツールを使って、取得した写真のURLをQRコードに変換します。

つまり、ユーザーがQRコードをスキャンすると、インターネット上にある写真のURLにアクセスし、ブラウザなどを通じて写真が表示される、という仕組みです。

メリット

  • QRコード自体のデータ量を抑えられるため、複雑になりすぎず読み取りやすい。
  • 元の写真データを差し替えても、同じURLを使っていればQRコードを作り直す必要がない場合がある(※)。 *※利用するサービスや設定によります。

デメリット

  • 写真のアップロード先が削除されたり、リンクが無効になったりすると、QRコードをスキャンしても写真が表示されなくなる。
  • インターネット接続がない環境では写真を表示できない。

なぜ写真や画像をQRコードにするの?メリットを再確認

写真のQRコード化には、主に以下のようなメリットがあります。

  • 簡単な共有: URLを教えるよりも、QRコードをスキャンしてもらう方が手軽で、入力ミスも防げます。名刺、チラシ、ポスター、SNSプロフィールなど、様々な媒体で簡単に共有できます。
  • 省スペース: 小さなスペースに多くの情報を集約できます。例えば、名刺に作品集のQRコードを載せれば、限られたスペースで多くの写真を見てもらえます。
  • インタラクティブ性: 印刷物にQRコードを載せることで、ユーザーに「スキャンする」という行動を促し、デジタルコンテンツへ誘導できます。
  • アクセス分析(一部ツール): 高機能なQRコード作成サービス(主に有料)では、誰がいつ、どこでスキャンしたかなどのアクセス分析ができる場合があります。

【実践】写真や画像をQRコードに変換する具体的な手順

それでは、実際に写真をQRコードに変換する手順を見ていきましょう。ここでは無料で使えるオンラインツールを利用する方法を解説します。

必要なもの:

  • QRコードにしたい写真データ
  • インターネット接続環境
  • パソコンまたはスマートフォン

手順:

  1. 写真をオンラインストレージ等にアップロードする
    1. Google Drive / Google Photos: 個人的な利用や、特定の人と共有する場合に便利です。共有設定で「リンクを知っている全員」が閲覧できるように設定し、共有リンクをコピーします。
    2. Dropbox: Google Driveと同様に、共有リンクを取得します。
    3. Imgur: アカウント登録なしでも画像をアップロードでき、公開リンクを簡単に取得できます。手軽に試したい場合におすすめです。
    4. 自分のWebサイト/ブログ: WordPressなどをお持ちであれば、メディアライブラリにアップロードし、その画像のURLを使用します。
  2. 【重要】必ず「公開」設定のURLを取得してください。限定公開や自分しか見られない設定のURLでは、他の人がQRコードをスキャンしても写真が表示されません。
  3. QRコード生成ツールにアクセスする 無料で利用できるQRコード生成ツールを利用してください。
    1. ここでは日本の法人が運営している無料のツールであるQR TOOLをおすすめします。
  4. 入力欄へ取得した写真のURLを貼り付ける
  5. (オプション)デザインをカスタマイズする
    1. 多くのツールでは、QRコードの色を変えたり、中央にロゴを入れたりするカスタマイズが可能です。
    2. 注意: デザインを複雑にしすぎると、QRコードが読み取りにくくなる場合があります。特に、色は背景とのコントラストを十分につけるようにしましょう。
  6. QRコードをダウンロード・保存する
    1. 生成されたQRコードを、PNGやJPEG、SVGなどの形式でダウンロードします。印刷する場合は、高解像度の形式(PNGやSVG)を選ぶのがおすすめです。
  7. 必ずテストスキャンを行う
    1. ダウンロードしたQRコードを、必ず複数のスマートフォンやQRコードリーダーアプリでスキャンし、意図した写真が正しく表示されるかを確認してください。特に、印刷する前には必ずテストしましょう。
    2. オンラインでの読み取りテストも前述のQR TOOLを使用することができます。

例: Google Driveで写真・画像をアップロードしURLを取得する手順

Google Driveは、無料で15GBまで利用可能なクラウドストレージサービスで一番おすすめです。

ここでは、Google DriveでURLを取得する手順を具体的に解説します。

  1. Google DriveにアクセスするウェブブラウザやモバイルアプリからGoogle Driveにログインします。
  2. アップロードする
    1. ウェブ版の場合:画面左上の「新規」ボタンをクリックし、「ファイルをアップロード」を選択。写真や画像ファイルを選びます。
    2. モバイルアプリの場合:「+」ボタンをタップして「アップロード」を選択。スマートフォン内のPDFを指定します。
  3. アップロード完了アップロードが完了すると、Google Drive内にそのファイルが表示されます。
  4. 共有設定を開く写真・画像ファイルを右クリック(または長押し)し、「共有」を選択します。
  5. リンクをコピー表示される共有メニューで誰がファイルを閲覧できるかを設定できます。ここでは「リンクを知っている全員」を選択します。
  6. デフォルトの権限設定では「閲覧のみ」となるため、そのままでOKです。例えば編集やコメントを求める場合は「編集者」としてください。
  7. 次に「リンクをコピー」をクリック。
  8. QRコード生成ツールを利用取得したリンクをQRコード生成ツール(無料オンラインツールやブラウザ拡張機能)に貼り付け、QRコードを作成します。取得したリンクをQRコード化します。手軽にQRコード化するにはQR TOOLがおすすめです。

[画像: 新しいファイルをアップロード]

新しいファイルをアップロード

[画像: 共有ボタン位置]

共有ボタン位置

[画像: アクセス制限を「リンクを知っている全員」に設定]

アクセス制限を「リンクを知っている全員」に設定

[画像: 権限を設定]

権限を設定

写真・画像QRコード作成時の注意点

手軽に作成できる写真QRコードですが、いくつか注意点があります。

  • URLの永続性: アップロード先のサービスが終了したり、アカウントを削除したり、写真データを消したりすると、QRコードは機能しなくなります。長期間利用する場合は、安定したサービスを選び、URLが変更・削除されないように管理する必要があります。
  • 公開設定: 写真のURLは誰でもアクセスできる状態にする必要があります。意図しない人に見られても問題ない写真か、プライバシー設定を十分に確認しましょう。
  • QRコードの品質:
    • サイズ: 小さすぎると読み取れません。印刷する場合、最低でも1.5cm四方以上、できれば2cm四方以上のサイズを確保しましょう。
    • 解像度: 印刷用途では、十分な解像度でダウンロード・配置しましょう。
    • 余白: QRコードの周囲には、読み取り精度を高めるために十分な余白(マージン)が必要です。
    • デザイン: 色やロゴの追加は、読み取り精度を低下させる可能性があります。変更した場合は、より入念なテストスキャンを行いましょう。
  • 有効期限: 利用するQRコード生成ツールやサービスによっては、QRコード自体や、短縮URLなどに有効期限が設定されている場合があります(特に無料プランや動的QRコード)。事前に確認しておきましょう。

参考記事:

QRコードを印刷する際の大きさは?読み取り推奨・最小サイズを解説

QRコードに必要な余白のクワイエットゾーン(マージン)を解説!

QRコードの真ん中(中央)にロゴを入れる方法【おすすめ2選】

QRコードの有効期限は?期限の有無とその理由や仕組みを解説

写真・画像QRコードの活用アイデア

写真QRコードは、様々な場面で活用できます。

  • 名刺: ポートフォリオ(作品集)や自己紹介写真へのリンクとして。
  • イベント案内: 会場地図の写真、過去のイベントの様子、関連資料へのリンクとして。
  • 商品カタログ・チラシ: 商品の使用例や詳細な写真、レビューページへのリンクとして。
  • レストランメニュー: 料理の写真へのリンクとして(文字だけのメニューに彩りを)。
  • 年賀状・挨拶状: 家族写真や旅行の写真へのリンクとして。
  • 取扱説明書: 部品の写真や使い方を説明する写真・動画へのリンクとして。
  • 不動産情報: 物件の内装・外装写真へのリンクとして。

参考記事:

名刺に載せたいQRコード7選!メリットや作成方法を解説


まとめ: 写真や画像をQRコードする方法

写真をQRコードに変換することは、特別なツールや専門知識がなくても、オンラインツールを使えば誰でも簡単に行えます。

手順のポイント:

  1. 写真をオンラインにアップロードし、公開URLを取得する。
  2. QRコード生成ツールでURLをQRコードに変換する。
  3. 生成されたQRコードをダウンロードし、必ずテストスキャンを行う。

URLの管理や公開設定などの注意点を守り、写真QRコードを様々なシーンで活用してみてください。

参考記事: 【完全ガイド】動画QRコードの作り方:作成から効果測定まで徹底解説!

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QR WORLD(QRワールド) 編集部

QRコード・バーコードの生成・読み取りシステムを開発してきた経験からお役立ち情報を発信しています。

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