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従来のQRコードでも機能は果たせますが、デザイン性を加えることで、以下のようなメリットが生まれます。
難しそうに感じるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえれば、誰でもおしゃれなQRコードを作成できます。
以下それぞれについて解説します。
最も手軽な方法です。黒一色ではなく、ブランドカラーやテーマカラーに変更しましょう。背景色とのコントラストを十分に保つことが読み取り精度を維持するコツです。グラデーションを使うのも効果的です。
参考記事: QRコードの色を変える方法・背景との関係・読み取り性能を解説
本来QRコードは白い背景に黒いコードですが、現在多くの大手SNS(インスタグラム・TikTok・LINEなど)で発行することのできるQRコードは色がイメージカラーに変わっているもので、それほど一般化しています。
[画像: 各種SNSで出力できるQRコードの例]
上記参考記事内でも独自の実験を行っていますが、現代のスマホにおいてはQRコードの色はかなり変えても問題ないことがわかっています。ただし黄色などを使用すると人間の目での視認性も落ちてしまうためバランスが重要です。
QRコードの中央部分に、ブランドロゴやアイコン画像を配置する方法です。多くのQRコードジェネレーターが対応しています。
[画像: QRコードの中央部分にロゴを配置したイメージ]
ただし、ロゴが大きすぎると読み取りエラーの原因になるため、適切なサイズに調整しましょう(エラー訂正レベルの設定も重要です)。
※エラー訂正レベルとはQRコード自体が持つ格納しているデータの補完機能で一定範囲内の欠損や汚れであれば正しく読み取ることができるする機能のことです。
四角いドットを、丸みを帯びた形や、星形、ダイヤモンド形など、異なる形状に変更できるツールもあります。デザインに柔らかさや個性を加えられます。
QRコードの周りにデザイン性のあるフレームを追加したり、「SCAN ME!」のような行動を促すテキストを入れたりする方法です。フレームの色やデザインも工夫できます。
QRコードを単体で配置するのではなく、イラストや写真の一部に溶け込ませるデザインも可能です。
[画像: QRコードの背景を透過した例]
ただし、背景が複雑すぎると読み取り精度が低下するため、十分なテストが必要です。
避けるべきデザインは下記のような点があります。
特に詰め込みすぎはスマートではありませんので以下のようなツールでQRコードをまとめるのもおすすめです。
複数の情報を一つのQRコードに集約するサービスを活用することで、名刺のスペースを有効に使い、情報の過剰提示を防ぐことができます。
複数のSNSアカウントがある場合も、一つのリンクでまとめる専用ツールを利用すると、デザインがシンプルになり、受け取る側も必要な情報にアクセスしやすくなります。
名刺を例に以下の記事で解説していますのでよろしければご参照ください。
ここまで解説してきたQRコードのカスタマイズが実現できる作成ツールをいくつかご紹介します。
まずご紹介するのが日本製の無料オンラインツールの「QR TOOL」です。
手軽にテンプレートを選ぶこともでき、詳細にカスタマイズもできることからQR TOOLがおすすめです。
作成したQRコードの読み取りテストも簡単に行うことができます。
2番目にご紹介するのが、PDFを開発したAdobeが開発しているQRコード作成ツールです。
特にAdobe製品をお使いの方にはシームレスに使用できるのでおすすめです。
次にご紹介するのがCanvaのQRコード作成ツールです。こちらのツールはCanva内で使用することができます。
QRコード部分のカスタマイズは背景・前景・余白のみでシンプルですが、周辺に必要な文字を入れたり、チラシや名刺など制作物のデザインそのものも作成することができるのがメリットです。
参考記事: 【チラシや名刺に】Canvaを使って簡単にQRコードを作成する方法
おしゃれなQRコードは、様々な場面で活用できます。
[画像: QRコードを使用した名刺デザインの例]
デザイン性を追求するあまり、QRコード本来の「読み取れる」という機能を損なっては意味がありません。以下の点に注意して作成しましょう。
参考記事:
QRコードは、単なる情報への入り口ではなく、ブランドイメージやデザイン性を表現できるツールへと進化しています。
色を変えたり、ロゴを入れたり、形を工夫したりすることで、あなたのメッセージはより魅力的に伝わるはずです。
比較してみた結果、QRコード自体は専用ツールのQR TOOLが自由度が高い結果となりました。
AdobeやCanvaも素晴らしいツールなのでチラシや名刺など全体のデザイン制作に活用するのも良いかもしれません。
今回ご紹介した作成方法やツール、注意点を参考に、ぜひあなただけの「おしゃれなQRコード」を作成し、ビジネスや個人の活動に活かしてみてください。
QR WORLD(QRワールド) 編集部